「創価学会と妙信講への宗門の対応」(その16)

我々は、事の戒壇というのは

『一期弘法抄』『三大秘法抄』の戒壇だと思っていたが

日達上人は昭和四十五年に

①御戒壇説法において
「本門戒壇建立の地は~速やかに消滅し」(72p)参照

日寛上人の
②『法華取要抄文段』において
「広宣流布の時至れば~即ち是れ根源なり」(72p)参照

をしめされ「根源」とは言われなかったけど、そういう意味から

「正本堂」も事の戒壇としての定義はOKと言われている

ただ、定義はあるけど『三大秘法抄』の戒壇ではないと日達上人は言われていた

そうすると
日寛上人が仰せの『三大秘法抄』の本当の「事の戒壇」と

御戒壇様まします所、どこでも「事の戒壇」と言えてしまう問題がある

私と同じように浅井会長も同じことを盛んに言っていた
つまり日達上人は事の戒壇には2パターンあると言っていた

一つ目は
〇『三大秘法抄』の本物の御遺命の戒壇は未来に建てるとのこと

二つ目は
〇「現時における事の戒壇」の意味は御戒壇様がおわします所ですとのこと

この段落では事の戒壇に関しての

日顕上人の個人的な意見が書いてありますね

日顕上人としては我々は、事の戒壇というのは

『一期弘法抄』『三大秘法抄』の戒壇だと思っているのだが、と

そうすると

日寛上人が仰せの『三大秘法抄』の本当の「事の戒壇」と

御戒壇様まします所、どこでも「事の戒壇」と言えてしまう

浅井会長も同じことを盛んに言っていた

日顕上人としての事の戒壇に関しての考えは浅井会長と同じと書いてあります

だけど、日達上人はこれでいいんだと言われるので従ったと書いてあります

そして大事なポイントなんですが

本書でも書いてありますが

昭和54年に日達上人が亡くなられて日顕上人が後を継ぐにあたって

当時の状況から、日達上人が言われた御遺命の戒壇の定義を

そのまま引き続き言わなければならなかったと書いてあります

後、上記から分かることは

現在、日蓮正宗大石寺の法案堂の中の御戒壇様も

「現時における事の戒壇」ということだろう

ただ、一般の法華講員からすると、法案堂の中の御戒壇様が

「現時における事の戒壇」だと言われれてもあまりピンと来ないだろう

あくまでも「現時における事の戒壇」というのは

当時の正本堂を御遺命の戒壇っぽくしてあげる為の

正本堂の意義付けの為と本書には書いてあるので

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