2023年7月5日 法蔵 管理人様への御返事

法蔵 (iinaa.net)

法蔵 管理人様に下記の内容を送らせて頂きました


 

御返事ありがとうございます
管理人様から最後の疑問を投げかけられているので
回答致します

 

現在の「国立」の意味から考えられる国立戒壇では、色々と(御遺命に関する以外の)教義上の問題点があり、とても、ベストの選択とは思えません。************************************************************

その教義上の問題点とはどのようなことでしょうか?

—————————

これは、前にも述べましたが、国費で建設する問題(謗施)、さらに、国立でありながら謗法の国民は参詣できないという問題(謗法厳誡)。

現実には、ほかにも色々と起こってくると思います。

こういうと、あなたは、例のごとく、色々な可能性を空想的に述べて反論するのでしょうが、

将来の希望的予測を持ち出さないと擁護できないような戒壇論であること自体、法華講員の批判の材料となるでしょう。

 

 

まず確認しておきたいのは、上記の国立戒壇否定の論拠は

これは、前にも述べましたが、①国費で建設する問題(謗施)、さらに、②国立でありながら謗法の国民は参詣できないという問題(謗法厳誡)。

上記の2点で宜しいでしょうか?
ネット上では、もっと多種多様な国立戒壇否定の論拠がありますが
管理人様は、この2点で宜しいですね

あくまでも管理人様は現在通用する国立の意味で討論したいんですよね
(どのみち、国立の意味がどうであろうと、現時点では憲法20条の政教分離の原理で「国立戒壇」は実現不可なのですよ)

分かりました、では、付き合いますよ
現時点での国立の意味で討論しましょう

①について
まず管理人様は税金で国立戒壇を建てるのは、謗法の人のお金が混じっているからダメという意見なんですよね

でも、日蓮正宗は宗教法人なので現在国民の税金が使われていますが、それについては法に基づいて貰っているからOKとのことなんですよね

だったら、国立戒壇も正規に法に基づいて税金を使い、建立すれば問題ないではないですか

②について
国立でありながら謗法の国民は参詣できないという問題(謗法厳誡)。

参詣させなければいいじゃないですか
現在でも日蓮正宗は国民の税金が使われていますが、謗法の人を参詣させてないですよね

折伏して入会させてから参詣させれば問題ないではないですか

 

 

お言葉ですが、現在の民主主義の形では上記の御文の、国主は国民と解釈するべきではないでしょうか?

国主が国民であるからこそ上記の御文は国民の総意として解釈するものだと思います

—————————

現在は民主主義だから、国主=国民だという理屈はわかります。

しかし、それは現在の政治社会状況がそうだ、というに過ぎません。

将来も同じだとは言い切れません。

将来の社会状況がどうなるか分からないのに、今から「国民の総意」と決めつけること自体が、おかしいでしょう。

 

 

『三大秘法抄』『一期弘法抄』の「戒壇」の文については、軽々に論ずべきではないと思います。もちろん今、ある時点を予測して考えれば色々なことを言えるけれども、将来どう変わるかということは本当に判りません。だいいち、日本の現在の民主主義の形だって、憲法だって、将来どう変わるか判らない。だから、そんなことに関して今、具体的な形で言う必要はないのです。
(近現代における戒壇問題の経緯と真義99p)

確かに上記の日顕上人の説法を読むと
将来の社会状況がどうなるか分からないのに、今から「国民の総意」と決めつけること自体が、おかしいでしょう。

との管理人様に意見も分からなくもないです

その内容を考えてみたとき、今は主権在民だから国主は国民としたならば、こういう主旨のことは日達上人も仰せになっているし
・・・・・中略・・・・
だから、国主が国民であるならば、国民が総意において戒壇を建立するということになり、国民の総意でもって造るのだから、そういう時は憲法改正も何もなく行われることもありうるでしょう。
(近現代における戒壇問題の経緯と真義107p)

確かに日顕上人は99pで将来の社会状況がどうなるか分からない
と前置きの説明はしていますが

それを踏まえてその後、107pでは、国主が国民であるならば、国民が総意において戒壇を建立する
と説明されていますよ
つまり、社会状況が将来分からないからと言って、何でもかんでも分からないではないんですよ

いいですか、私は将来のことだから、なんでもかんでも分からないと言っている訳ではありません
分からないなかにも、一定のルールは守っているつもりです


 

法蔵 管理人様からは、もう御返事は頂けないとのことですが
御返事は強制ではないので管理人様にお任せします

ですが、私の上記の御返事は今後、法華講員の方達が読んだとしても
確かに一理あるなとの感想をもって頂けると思っておりますし

一般の読者も、上記の私の回答に法蔵様はどんな返答をするのか期待するのではないでしょうか?

以上です

↓私のメールアドレスです

asahikawa1990@outlook.jp
(メールが届かない場合、私のサイトの問い合わせ欄から送って頂けると確実です)

↓私のサイトです

国立戒壇に関する調査報告書 | 全国民に対して調査内容を報告しています (asahikawa1990.com)

宜しくお願い致します

2023年7月5日
旭川

コメント